新店 VS 地元密着強豪(プレイグラフ12月号フォロー)
先日P-WORLDも開設、オープンが近づいてきた八柱UNOです。
8月、機構登録時に書いた記事はコチラ↓
⇒ 【勝手に商圏分析】千葉・松戸市 八柱UNO
連載しているプレイグラフ12月号でも取り上げていますので、
少し補足をさせていただきます。
完全新規の投資に見合う集客ができるのか?
立地診断が本業の私としては、これが最大の注目ポイントです。
JR新八柱駅が4.8人、新京成の八柱駅が4.5万人、
首都圏の駅乗降数としては、多くの企業が出店基準ラインとしている5万人レベルです。
街の性格は完全にベッドタウン。
1km圏の昼間人口比率は65%の2万人にまで減少します。
と、ここまでが机上のデータで行う勝手に商圏分析の範囲です。
雑誌への記事掲載となると無責任なことを書けませんので、現地を見て考えることにしています。
今はGoogleストリートビューで街並みをみることもできますから便利ですが、
音とか、匂いとか、空気とか、動きとか、静止画ではわからないことがありますから。
現地を見て。
街の様相、人の数などは、まあ予想通り、平日昼間はちょっと寂しい感じです。
駅から見てUNOさんの奥にヨーカドーもりますが、あまり広域集客できる場所でもなさそう。
街の全体観としてはストリートビューで見たまんまで、パッとしません(笑)
さて既存店の頭取り、「この感じじゃ期待できないよなぁ」と思いつつ....
高稼働の既存店にびっくりぽんや!
パチンコシルバー、エムズファクトリー、サニー、この同一グループの3店舗。
3店舗計 544台で 302人を集客していました!
今どきの稼働としては、かなり優秀と言って良いですね。
お店は新しくなく、広くもなく、飛び切り快適でもない。
立地は駅には近いですが一本裏手で、駅前正面に建つUNOに比べれば劣ります。
営業が強いんですね。
地元密着でしっかり常連さんをつかんでいる様子です。
しっかり回りましたよ、実際。
ピカピカ快適な新店 VS 地元密着強豪
いつも書いていますが、中長期で見てエリア総客数が大きく増えることはまずありません。
たったの350人のお客を奪い合うことになります。
プレーヤー激減の今、残ったプレーヤーの眼は厳しいものがあります。
大きな投資の新店は損益分岐ライン、確保すべき粗利は高い。
既存店は圧倒的に損益分岐ラインは低いはず。
当該地への新規出店を決めた時点では、
MAX規制、一般入賞口問題もなく、現状の延長線上での収支試算で判断したはずです。
当初の投資回収試算は既に崩壊しているでしょう。
どちらに軍配が上がりますか。
迷わず打てよ、打てばわかるさ。
って、そんなオチ?
私はいつも、プレーヤーを大切にするホールの味方です(`・ω・´)キリッ