ダイナム中間決算を見る

先日、ダイナムさんの中間決算が公表されました。
自称ダイナムウォッチャーとして、チェックしなくてはなりません(笑)

貸玉収入4,171.0億円(前年同期比1.9%減)
営業収入758.4億円(同6.0%減)
税引前中間利益73.2億円 (同50.3%減)
中間利益47.8億円(同47.1%減)となり、減収減益となった。

ネット上では、
「それでも何十億もの利益が出るのか~!」
「客は減ってもパチ屋はボロ儲けだな」 などとも言われています。

いやいや、そんなに余裕は無さそうです….。

最近はパチ・スロの一般プレーヤーの皆さんにも読んでいただいているため、
わかりやすく、数字を分解してみます

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(自分用資料のため、しょぼいExcelキャプチャでゴメンなさい)

台数は、先日の記事「台売上でみるホール企業ランキング」で使用したものを採用。
⇒ 前回記事はコチラ http://p-labo.net/?p=1621
若干の誤差はあると思いますが、17.8万台という分母ですから、
少々の違いでは結果に大きく影響しません。

1日1台あたりの売上は 12,793円、粗利は 2,326円、営業利益は226円 になりました。
粗利率は18.2%。(内訳は、高玉貸店舗で15.4%、低貸玉店舗で23.3%です。)
ということで、1日1台あたりの経費は 2,100円 となります。

ダイナムさんは、業界トップクラスのローコスト体質。
それでも台当たり経費は2,100円かかっているのですね。
これには、機械代、人件費、賃料、光熱費など、すべての経費が含まれます。
2,500円、3,000円かかっている企業も珍しくありません。

各費用の内訳も公表されていますので、よく見ると興味深いです。
私は仕事柄、賃料が気になりました。
半年の総賃料5,662(百万円)を1日1台あたりに換算すると、174円です。
なにこれ安っ!!激安っ!業界ダントツNo.1でしょ!

最近多い、東京の居抜き店舗で「月賃料は台当たり1万円くらいで」という要望。
これでも1日1台あたりにすると333円ですから、半額ということになります。
ちなみに東京某所に先日オープンした某店の賃料は4千万円/月とも言われています。
1日1台あたりにすると、1,000円以上にもなりますね。
いかにダイナムさんがローコストなのかを象徴するものといえます。

今、業界では高ベース機への移行が大きな話題です。
来年から随時新基準の機械へと移行することが決まっています。
高ベース機≒玉単価低下 は避けられません。
入れ替えの度に、売り上げは少しずつ下がることになります。

営業利益を確保するためには、
・稼働を上げて売上減にならないように粗利額を確保する、
・粗利率を上げて粗利額を確保する、
・粗利が減っても経費を下げて営業利益を確保する、
ことになります。
何もせず、売上だけが低下すれば、226円の営業利益はアッと言う間になくなり赤字転落です。

何もしない選択はあり得ないので、
ダイナムさんがどう動くのか、とても気になるこの頃です。