再開発の京急蒲田駅前新店(プレイグラフ1月号フォロー)

1年前に連載を始めた月刊プレイグラフ、2016年も継続させていただくことになりました。
2016年、第1弾は先日オープンした「ベガス京急蒲田店」です。

ベガス京急蒲田MAP_1

7月、機構登録時に書いた記事はコチラ↓
 ⇒ 【勝手に商圏分析】東京都・大田区 ベガス京急蒲田店

出店企業は、
2015年3月には安曇野市に「ベガス1200」、
同8月には枚方市に「ベガス1700」と大型店を立て続けにオープンした(株)ダイハチさん。
愛知県瀬戸市を本拠地に、
愛知5店舗、岐阜2店舗、長野・大阪に各1店舗と展開し、東京初進出が今回の京急蒲田です。

同社は大型店が多いため設置台数が気になっていましたが、
P284台、S116台、計400台 という規模でのオープンが少し意外でした。
市場性を十分考えての適正規模、という判断でしょうか。

商圏分析1月号_1
JR蒲田駅前は設置台数8,000台を超える都内有数の激戦エリア
新宿駅前や池袋駅前にも匹敵する供給規模がありますが、
駅利用者数や来街者数では新宿・池袋には遠く及ばないわけです。
それでも8,000台の供給を支える需要は、足元の居住人口ということになり、
街の性格は全く異なるものだと言えるでしょう。

注目ポイントは、JR蒲田駅前との相関です。
8,000台でガッツリ固めたJR蒲田駅前群からプレイヤーは流れるのか?
再開発による立ち退きで整理され、直近では京急駅前単独店となっていた「金時京急蒲田店」」も開店から2年、100名程度の稼働しかありませんでした。
簡単に引っ張ることができる とは言いにくい、ビミョーな距離感があります。

「デッカイ駅の隣の駅は栄えない法則」
勝手に「法則」と名付けているだけですが(笑)
ただ現実、大きなターミナルなどドーンと栄えた駅の隣り駅は、あまり大きく栄えません。
人の集中が商業を生み、商業の集中がまた人を呼ぶ、
街の成り立ちとして、自然にそうなるようにできています。
京急蒲田にも、この法則は当てはまると思います。

新設されたペデストリアンデッキは立派ですが、駅前や街並みはまだまだ開発の余地を残します。
JR蒲田から人を引っ張るには、まだ時間がかかりそうな京急蒲田です。

そうそう、勝手にバナー貼って応援させてもらっているRe.designさん、
中の人ブログに京急蒲田の記事がありました、ぜひ。
⇒ ベガス京急蒲田店&イーグルR-1浅草店状況

がんばれ、ハニーちゃん♪(なんかビミョーなイメージキャラクターです)
※ダイハチ だから蜂?
ハニーちゃん_1