2015年国勢調査(速報値)日本の総人口は1億2711万人

総務省が昨日発表しました。
平成27年国勢調査の人口速報集計結果です。

総務省統計局ホームページ 集計結果はコチラ↓
http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm

5年に1度の国勢調査としては調査開始以来、初の人口減少になりました。
(単年毎に見ると平成20年(2008年)をピークに減少に転じています。)

「人口速報集計の要約」をさらに要約して日本地図にしてみました。

図1_1

東京圏への集中、人口増加は8都県のみ。沖縄県が増加率1位!
大多数の39道府県で人口減少、大阪府が遂に減少へ転じた。

「大阪の没落」は言われて長いですが、
東京への一極集中が進んでいますので、転出が多いのですね。
いよいよ深刻かもしれません。

人口増加率で沖縄県がトップに。
高い出生率に加え、東日本大震災以降の移住者増などが要因のようです。
人口も産業も那覇への一極集中を見せています。

なぜか滋賀県も人口増!?
減少ばかりの関西圏で滋賀県だけが増加です。
県南部の守山市、草津市、栗東市などで人口増加が顕著。
「住み心地日本一の滋賀」を掲げる同県、
東海道線沿線の街の開発、発展に成功しているようです。

さてさて、GISで人口データを扱うことの多い仕事柄、
2015年の人口データ搭載はまだなの?と質問されることもしばしば。
まだです。 まだまだです。
今回の発表は速報値であり、正式には10月頃の公表です。
その後、GISで利用できるように各社がデータ加工等をしなければなりませんので、
2015年人口データをGISで使えるようになるのは、早くて来年ということになりそうです。

※「国勢調査」は「こくせいちょうさ」です。
安倍総理は国会で「こくぜいちょうさ」と言ってましたが、滑舌のせいでしょう。