パチンコ参加人口増加と現実客数、某駅前のケース。

レジャー白書2015の概要が発表されました。
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パチンコ参加人口は前年から180万人増えて1150万人へ。
年間活動回数は前年の27.5回から4.7回減の22.8回へ。
市場規模は5010億円減の24兆5040億へ。

ん?? ですね(笑)
2013年の売上は18.8兆円だったんですが、総務省発表の数値を受けて上方修正だと。6兆円もの修正は、データの信頼性を大きく損ねました。

別に何の感動もありません。
参加人口自体は増減を見るひとつの参考値程度としか捉えていませんし、2割増えたよー!と喜んでる人もいないわけで。

マーケターの端くれとして、とにかく現場主義、現物主義。
「全国で~~」というのは実際の商圏や立地判断には役にも立ちません。
私は自分の目で見たものしか信じません(笑)

昨日、都内某JR駅前エリアの調査をしてきました。
駅前には既存7店舗、総設置台数は2,797台の市場です

火曜日14:00~14:30の種別、貸玉料別の稼働数はコチラ↓
kado

ぐはっ><
4パチ・20スロの稼働が壊滅的、1割です、1割稼働。
これが乗降客数15万人超の駅前店舗群の実態です。
頭取りしてて悲しくなります(泣)

一方、1パチ・5スロ(0.5パチ・2.5スロを含む)の低貸しは3割、4割稼働。
実数でも4パチ・20スロを大きく上回っています。

7店舗で2,797台、1店舗平均が400台なワケですが、
最も客数の多い店舗で客数101人、最少店舗で45人でした
店舗間での優劣、勝ち負けとかを考えるレベルではありません。
言わば「総負け」です。
この稼働でも、どこも1台40万円もする新台を購入しているのですから、出玉に期待できるはずもありません。

さて、実はこの市場に、新店が開店準備中です。

貴社なら、出店しますか?
何台規模で、何人集客できると思いますか?
エリアの総客数は増えると思いますか?