◆賀正◆2015年の振り返り

明けましておめでとうございます。

激動の2015年が終わり、
更に激動が予想される2016年が始まりました。

新年早々に飛び込んできたのは「マルハン渋谷」が今月閉店の話題。
同店は平成7年7月7日に衝撃的なパチンコタワーとしてオープンしました。
平成7年(1995年)はパチンコ参加人口2,900万人の絶頂期、
間違いなく、その時代を象徴する店舗の代表格ですね。
確実に時代は変わり、もう、あの時代に戻ることもありません。

さて新年、遊技機の問題など大きな課題を抱えてのスタートです。
業界人として思うことや言いたいこともありますが、
私がその問題を語ったところで解決できるわけでもありませんのでやめておきます。

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さてさて、本題の2015年、一年間の振り返りです。

P-labo全国パチンコホールデータから集計

・閉店確認済み   ・・・ 約520店舗
・休業及び閉店確認中・・・  約65店舗

合計閉店数 ・・・ 約585店舗(うち、スロ専 62店舗)

・閉鎖1店舗当たりの平均台数 ・・・290台

年初に「600店舗の閉鎖」を予想しましたが、ほぼ予想通りとなりました。
一昨年の2014年が約500店舗の閉鎖でしたから、閉店数は大きく増加したことになります。
うち、70店舗以上は別法人によって新店として再生はしていますが、
わずか2年で1,000店舗以上が潰れているのですから事態は深刻です。

当然ながら、先行きの不透明感から新規出店意欲は大きく減退します。
本日現在、把握できている今年1月以降の開店準備中の店舗は40店舗弱、
昨年同時期には50店舗以上ありましたから、新規出店数も減少するだろうと思います。

パチンコの高ベース化、新基準機への移行が決まっている今。
売上は低下方向に振れ、営業は粗利確保のための高粗利化、
プレーヤー減少、稼働低下 という負のスパイラルに嵌っていくのでしょうか。
プレーヤーを増やさない限り、業界は衰退の一途です。

私にできるのは「儲かる店舗をつくり、儲からない店舗をつくらない」こと。
儲からない店舗をつくることは、最終的にプレーヤーを減らすことになるからです。
できることだけ、微力ながらクソ真面目にやります。
未来は変えられる、と信じて。( `ー´)ノ
今年もよろしくお願い申し上げます。